Diary Blog of Dary

temtanが書いた文章

炎上時における傍観者一個人の感情について

「うわべだけ規則に従って、規則違反はコッソリやるべし」という規律は、「健全な社会」にとって極めて重要である。(炎上と、<他者>のメンツを立てること) - 草日記を見て違和感を感じたので、ちょいと書いておく。
ネットにおける炎上はいくつかのパターンが存在するが、今回はDQN犯罪告白系の炎上についてのみ書く。DQN犯罪告白系の炎上とは、ある人物がブログなどで、「こんなんしたよ〜」と友人に雑談するかのごとく、低モラルな行為を告白している(そして本人は悪いとの認識薄い)のを主に2chの住人が発見して、以下略な炎上の事を指す。タイムリーな話で言えば、「テラ豚丼」とか「テラ豚丼に対抗して、ゴキブリのケン○ッキーゆとり揚げ」とかで、他にもキセルの件から発覚した中学生と淫行の末孕ませた件とかエアロバキバキの件とか当て逃げ動画の件とか、まあ他いろいろ。
こーゆーのを見ているときの自分の感情とは言うと、カタルシスを感じているというか、要するに不満が解消されているような感覚を覚える。これを共感できない人間には、単に寄って集って虐めて気持ちよくなっているように見えるかもしれない。けれども、これはヒーロー戦隊が敵モンスターをやっつけたり、水戸黄門が悪代官を懲らしめるのを見るのに近い感覚だと思う。
自分の親はキチンとした倫理観を持った人物であったようで、自分への教育も適度にこなしてきた。自分もそれに応えて、適度にキチンと生きてきたつもりである。未成年で喫煙もしてないし*1カンニングなんてしなかったし、犯罪かつ直接の被害者がいる万引きとか自転車泥棒なんてありえない。自分で言うのもなんだが、結構な正直者だと思っている。まあ、正直者の前に馬鹿とか要領の悪いとか付くんだけどさ。それが幸せになる為だと思っていたし、それを破れば当然それなりの罰があると思っていた。
しかし、ぶっちゃけ世の中はザルだ。度を過ぎてバレればそりゃ捕まるが、要領良くやれば殆どバレやしない事が多い。その上バレても思ったよりもたいした事にならない事も多い。そーゆー連中が要領よくやっているのを見るのは、馬鹿正直な自分にとっては不満である。特に非モテな自分にとっては、そーゆー連中が彼女と幸せそうに過ごしていようものなら、関係無いと判っていてもより強く不満は溜まっていく。
だからといって、そーゆー連中を攻撃しても良いなんては思っていない。ただ、「悪いことをしたら罰を受けるのは当たり前」という世の中になって欲しいのだ。未成年喫煙とかはともかく、直接の被害者が居るような行為に対してはそれなりの罰を受けるべきだ。自分みたいな正直者が馬鹿をみるような世の中は嫌なのだ。その為にはそーゆー連中はそれなりの罰を受けなければならない。罰を受けないならその世の中はザルだ。
炎上し、2chで祭りが起きた場合よく起きるのが電突である。これは「悪いことをした奴」に「然るべき罰」を与える事ができる所に報告することである。犯罪に対しては警察、企業倫理にかかわる問題ならその企業にと、そーゆー連中を正しい罰を与えることができる場所である。これはザルでない世の中にするには有効な方法だと思っている。この辺の行為までは良いんじゃないかと思っている。
確かに行き過ぎな事に発展する場合がある。住所バレして直接家に行くとかは、そーゆー連中がかわいそうかなとも思うが、これについては解決策は思いつかない。
もしかしたら、自分が今もっと幸せだったらこーゆー風には思わないのかもしれない。こんなこと大目に見てやれよとかどうでもいいじゃんって思うのかもしれない。けど、そんなのは仮定の話なのでどうでもいい。とにかく俺が幸せになれる世の中にならんかな。

*1:未成年飲酒は大学でゴニョゴニョだけど