Diary Blog of Dary

temtanが書いた文章

会社の偉い人の話

新入社員による会社のエラーイ人への講話

偉い人のつまらない話は時間の無駄であるとの主張。ここで言っている事は一つの視点としてはもっともで正しい。確かに会社の利益に直接つながらないし、貴重な新入社員の時間を研修に使った方が良いと思うこともある。

しかし、これだけではあまりに視点が少なくないだろうか?自分も多くの視点で見てるわけで無いが、視点を変えるだけで、いろいろな情報を得ることができる。

会社は外から見るのと中から見るのとは違う訳で、それまでその会社を外からしか見ていなかったのだから、中から見た場合と比べる事が出来るわけで、これは会社に入ったから判る事である。この場合「会社のトップがくだらない話で新入社員の時間を潰した」事がわかるし、この話を聞いていた管理職がどんな態度で聞いていたのかを見ることで、会社におけるトップの扱いなどが判ると思う。

自分の場合、最初から「転職するべきか否か」という視点で見ている部分もあるので、この手の話は結構貴重な情報だったりする。トップがどんなことを考えているのかは直ぐには反映されないが、5年後、10年後にはその影響が出てくるだろう。特に自分の業界はIT業界で影響が他の業界よりも早く出るようになっているから気付いたら沈み行く泥舟に乗っていて、転職の為のカードも持っていないなんて事は避けたい。だから、そういった情報に網を掛けておき今後の行動の判断材料にしている。

例えば「起業を考えている人」から見たらまた違った事になるんじゃないだろうか。他にも「一生この会社で勤める事を決めた人」や「結婚したら辞める事を考えている人」など。

元記事は、学生が校長先生の話はだるいと言っているのと同レベルに感じてしまう。学校の場合は学生と先生には大きな壁があるのはしょうがないと思うが、会社の場合は社長と社員とでは仕事内容自体は違くとも、「会社の発展」という方向は同じはずだ。だから、それだけでなくもう一つだけ視点を増やして見てみて欲しいと思った。