Diary Blog of Dary

temtanが書いた文章

「起業して安定した収入を得る!」まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!

大学を辞め、起業するために動き始めます - serizawawawaの日記

突っ込むべき所は山ほどあるが、ポイントを絞って突っ込む。

安定して収入を得るため、雇われるより起業が良いと考えました

言いたいことは判るが、大前提が必要。それは「会社の運営が上手くいっている」のが大前提。起業して 1 年で半分以上は潰れると言われている訳で、この時点で良く見積もっても「安定した収入」を得る可能性は半分。そして潰れた場合は莫大な借金を抱えるわけで、普通に考えてもギャンブルですよギャンブル。起業して数年経って残ってる会社なんて 1 割にも満たないんじゃないですかね。その優秀な少数派になる自信があるのかと。周りは大学生活を余裕でこなしているのに、自分は大学生活で手一杯の人間が。
んで、仮に運営が上手くいってるとしてもだ、実は経営者の金と会社の金って境界が曖昧なのよね。まあこれは、私物を会社の経費で落とせると思うかもしれないし、実際確かにそういうのはあるけど、逆に会社が危なくなったり会社の都合次第で自分の金を差し出す必要があるってこと。所謂持ち出しってやつね。自分は今は会社の経営者側の人間で以前はサラリーマンやってたのだけど、その時に貯めた貯金があったけど、会社の都合で百万以上使わないといけないことにり百万以上出した事があった訳で、この辺は実体験としてそう強く思ってる。
だから「安定した収入」っても経営者の持ってる金って半分は会社の金な訳で、それって当人が望むものではないんじゃないかと思う。

毎日授業と宿題と家事で手一杯で、人間が1日に集中して作業できる時間や量を越えていました。

当人は相当傷つくと思うけど、相当に能力が低い。大学生活 + 一人暮らしで手一杯なら数倍忙しい社会人なんて到底無理でしょうし、ましてや起業して経営者になったら休日なんて実質的に無いようなもんで睡眠時間すら惜しいような状況になるだろうに、到底あり得ないですね。大学生活が社会人に比べてどんだけヌルいかは大卒の人に聞けば判るでしょう。

どんなものを作りたいかを考えるのは好きですが、今の僕はそれを作れない。IT系で製品を作りたいのですが、そのためのプログラミングやウェブデザインの技術を僕は持っていない。

独学して作ろうとも考えましたが、全てを僕1人でこなすのは難しそうだし、効率も落ちそうです。仲間がいれば役割分担ができて、楽しいし、自分が何らかの理由で動けなくなった時でも、製品づくりが完全に止まることがない。

極めつけはコレで、自分は無能だと言ってる訳ですよね。その上技術を身につける事すら拒否とキタ。悪いのだけど、向上心すら無い人って優秀な人から見れば「仲間」とは思わないんじゃないですか?役割分担とか言ってるけど、本人は何の役割なの?考えるだけ?正直、ここは怒りに近い感情が湧きましたよ。

人を雇うって事は、雇われた人はサラリーマンな訳なんだけど、それって当人が否定した「安定した収入を得られない人」って訳だよね。自分が拒否した立場を他人にやらせようとして受ける人間って居るのかしら。

ベンチャーとかでない)ある程度長く続いている会社でサラリーマンやってるのが一番安定した収入が得られるでしょ。だって今まで続いてたってことは、以後も続く可能性が高い(少なくとも起業したばかりの会社よりは)って事だし、リストラされたくなければ、その会社でそこそこの結果を出せばいい訳で。

「見習いプログラマが読んだら、すぐにジョブレベルが上がる10冊」が酷いと思った理由とか

http://blog.usagee.co.jp/2010/11/23/level-up-programmer

http://blog.usagee.co.jp/2010/11/27/level-up-programmer-2

上記のエントリを酷いと思ったのでそれの説明をする。

あの批判が多い憂鬱本をあげている点もありますが、個別の本の質とは別にバージョン管理ツールの解説書を 2 冊挙げている点が明らかにおかしいだろと思ったわけ。
バージョン管理ツールなんて環境によって使うものが変わってくるわけで*1、例えば会社で CVS を使っていたら Subversion の本とか git の本を読んだって直接は役に立たないわけですよ。見習い程度の人が会社で使うバージョン管理ツールを選ぶ権限だってないでしょうし、環境に合わない本を読むのは無駄が多いですわ。それなのに

『自分がやってる言語の本ぐらい読むだろうから、割と汎用的なものがいいかな』

とか言ってて、特定のツールに依存した本に汎用性なんてあるの?とか。どこをどう考えれば特定のソフトウェアの解説本が汎用性あるの?とか。
まあそれで、バージョン管理をする必要性とか意義とかを説いていて素晴らしいってのならまだ判るんですよ。それならば普遍的な内容だし。けれどもそれなら 1 冊の本で良いわけで、2 冊もとりあげる意味あるの?と。なので、特定のバージョン管理ツールの解説書を 2 冊もオススメするとかまあ相手の事を何も考えてない単に「自分が役に立った」とかでしか評価してないんだろうとか。

『自分自身が読んでみて、読んでよかったと思える本』というコンセプトで10冊を書いてみました。

多分、これだけを考えた癖にタイトルで「見習いプログラマが読んだら、すぐにジョブレベルが上がる10冊」とか言ってるから駄目なんだろうなと。ちゃんとタイトルを「自分が読んで良かった本 10 冊」とかにするべき。
そうなると初心者に勧める本の紹介は、ちゃんと客観的に何故初心者にお勧めなのか書かないとその人の主観になるので、その個人の信用がそのままオススメ度になるわけで、まあ糞本を薦めてるような奴が勧める本とか推して知るべしとか。

*1:ちなみに自分は前の会社では確か自社製品か何か使ってた。すくなくともオープンソースとかフリーウェアとかじゃない

C 言語ポインタ基礎中の基礎の図解

C 言語のポインタについての基礎中の基礎について解説します。*1

ポインタに入る前に、先に通常の変数宣言について解説する必要があるので解説します。

例えば int 型の変数を使いたい場合は以下の用に宣言します。

int x = 10;

この用に記述したとき、下の図のようにメモリ領域に "x" という名前で確保されます。
アドレスが16進表記だったり 4 ずつ増加しているのは特に深い意味はありません。要するにメモリの領域には番号が振ってあるという事がポイントです。

今後、この変数は x という名前で使用できますね。例えば

x = 20;

と、記述した場合、メモリ領域は以下のような感じになります。

コンピュータではメモリにアクセスするにはアドレスを指定する必要があるのですが、そこに "x" という名前を付けて使えるようになるわけです。

ポイント

  • 変数を宣言すると、メモリに領域が確保される。
  • 以後は変数名でそのメモリ領域にアクセスできる。

ここで重要なのが、メモリを意識することです。変数を箱として考えると序盤は問題無く考えることができますが、 C 言語基本機能の配列、構造体あたりでイメージが食い違ってきます。

ここからはポインタについてです。ここでこの "x" というメモリ領域のアドレス(図でいう 0x1000)を取得する方法があります。それは以下のように記述します。

&x;

"x" に & 記号を前に付けるだけですね。これで変数 x におけるアドレス(図でいう 0x1000)を得ることができます。これは int とはまた違う型なので int の変数に代入はできませんワーニングとなります(個人的にはエラーでもかまわないぐらい危険な行為)。

int y;
y = &x; // ワーニングとなる

ポイント

  • 変数名の前に & を付けるとその変数(の宣言時に確保したメモリ)のアドレスが取得できる

それで、このアドレスを保存しておく変数も作ることができます。以下のように変数を宣言します。

int * p;

イメージとしては以下の図のようになります。

また、代入もすることもできます。

p = &x;

これのイメージは以下です。

そして、ポインタがあればそれが指し示す先にアクセスすることができます。つまりこの場合は x (と名前を付けたメモリ領域)に p を使ってアクセスすることができます。記述方法はポインタの前に * を付けます。

 *p = 30;

この時のイメージは以下のようになります。

以上の解説では全て int 型で説明しましたが、これは全ての型でも応用することが可能で、例えば char や構造体などでも全く同じです。

ポイント

  • 宣言時に * を使うことでポインタ型の変数を宣言することができる。
  • 当然、その変数にはアドレス値を入れる事ができる
  • ポインタ型の変数からそれが指し示す先にアクセスできる

以上がポインタの基礎中の基礎になります。基礎中の基礎なので、「これで何が良いの?」とか「どうやって使うのか?」とか「何が便利になるのか?」といった疑問が出てくると思いますが、それは他の解説書を読んでください。その際にこの基礎の事を念頭に読めば理解しやすくなると思います。

関数ポインタについて。まず、関数ポインタなんて応用中の応用なのでポインタを理解したばかりなら理解する必要ありません。なので、簡単に説明して後で必要になったときにちゃんと勉強すると良いでしょう。
よく使う関数として printf があると思います。使う際はこんな感じで記述すると思います。

printf( "Hello World\n" );

この printf ですが、実は関数名を書くだけで関数のアドレスが取得できるのですね。つまり

printf;

で関数のアドレスを表しているのです。それで、この関数名の後に括弧を付けると関数呼び出しとなるのです。
ここで、この関数のアドレスを保存できる変数 fp があるとした場合、以下のように関数のアドレスを代入することが出来ます。

fp = printf;

printf のアドレスが変数 fp に入っている訳です。それで fp を使って関数呼び出しをすることができます。

fp( "Hello World\n" );

これの他にも以下のような記述も可能です。両方とも同じ事になります。

(*fp)("Hello World\n" );

関数ポインタを使って呼び出しているということを明示するために後者の使い方で呼び出すことが多いようです。この変数 fp ですが、宣言するには色々と難しいです。これ以上は他の解説を見て勉強してください。

最後に。

どうですか?難しいですか?個人的には相当丁寧に解説したつもりですが(俗に言う優しくとか判りやすくではない)、あえて他の事(箱とかショートカットとか)で例えたりしないで出来るだけ「正確に」やってみました。何故そうしたのかというと、他の事で例えるとその例えた事では表現出来ないことをやろうとすると壁にぶつかるからなんですね。
C 言語は高級アセンブラと呼ばれる事があるように、コンピュータの仕組みとは切っても切れない縁にあります。コンピュータを扱う為に C 言語は存在しておりコンピュータの仕組みに直結した設計になっています。なので、「正しく」理解する為には絶対にコンピュータに仕組みの理解は不可欠です。もし、コンピュータの仕組みを理解せずに理解しようとしても、それは必ずどこか違う勉強すればするほど破綻をきたしてしまうでしょう。個人的には上記の説明で頭が爆発する人は、プログラミング(少なくとも C 言語)には向いてないです。坂道発進が出来ないのにマニュアル車を運転するのがダメなように、この程度の事が理解できないなら少なくとも C 言語は止めた方が良いです。他にも良い言語はたくさんありますよ。

※11/9 関数ポインタについて少し修正
※11/10 コンパイルエラー→ワーニングに修正。
※11/13 関数ポインタのところを修正。関数のアドレスが取得できるのを主とするようにした。

*1:ここでは初心者向けにある程度適度にはしょって説明しています。 C 言語仕様的には限定されない(例えばポインタはアドレスに限らない)のは判った上で初心者向けに限定して説明しています

だから弾幕系が犯人みたいな言い方はやめろよ!

ハドソンなりにはがんばってた - しんさんの出張所 はてな編

しかし、うれませんでした。すでに弾幕であらずんばSTGではないという時代になっていたのです。

ちげーよ!単純に多くの人間にとってつまらなかったからだろ!なんで普通にそういう風に考えらんねーんだよ!普通に考えてゲームが売れなかった原因はつまらなかったからと考えるのがまず最初*1だろ。なんで「弾幕が犯人」みたいな言い方するんだよ。
仮に弾幕であらずんばSTGではないという時代だったとしても、それは CAVE とかが努力して面白い STG を作って来た結果だろ。怒首領蜂の頃だって「 STG は死んだ」と言われてた*2訳で、そこで面白い STG を作ってさらに作り続けて時代を作って来た訳で、いつだって面白いゲームが出ればそのゲームが時代を作ってきたんだろ。

普通に考えて商業的に死滅したジャンルを定期的に出していくのは道楽でしょう。

それは CAVE だって一緒だろ。そんな状況でリスク打って努力して売ってきたのに、廃れた原因とか言われたらブチ切れるよ。撃つのが STG の基本って言うなら撃つ STG *3 で面白くて売れるゲームを作って時代を築き上げれるのが筋じゃねーか。
なんで普通に面白いと思う人が多いから売れている、売れないのは面白くないからって考えられないんですか。まさか、弾幕系を支持している人を「本当は面白くないと思っているのになんらかの理由で無理して支持している」とか考えていたりするんですか?
あんまり特定ゲーム(それも好きなジャンル)を悪く言うのは好きじゃないですが、その完成度が高いとかベストを尽くしたと言っているスターソルジャー GC なんですが、サイトとかムービーを見たんですが、これ、全然面白そうに見えないんですけど。まずキャラが弱い。そういう方針ならそれでも良いですが、 CAVE はエスプレイド以降は必ず何かしら魅力的なキャラクターが居ますし、オトメディウスダライアスバースト・東方もなんらかのキャラが居ます。キャラクターは STG の本質ではないのは確かですが、初心者や STG に興味がそれほど興味が無い人にもキャラクターの魅力で引きつけることができますし、とりあえずプレイしてもらないと話にならない STG にとっては手法としてはめちゃくちゃ一般的になっています。あと、スコアアタックのムービーを見たんですが…、正直漫然と緩急もつけずに流れる背景、同じような編隊で襲ってくる敵とか演出面が糞弱くないですか?これってスコアアタックだけの話なんでしょうか?これでベストを尽くしたって言っちゃって良いんですか?ベストを尽くしたって言っちゃうと「ベストを尽くしたのに売れないのはベストを尽くした俺たちに原因があるんじゃなくて他にある」って話になりかねませんか?
余談→*4

*1:実際はいろいろたくさんあるけども

*2:東亜プランもつぶれたしな

*3:撃つ STG で思い出した。斑鳩は撃つのが楽しいゲームだと思う。狙い済ましてタイミングと位置を合わせて狙い打って敵を破壊するのが気持ち良い。

*4:なんか弾幕系を擁護してるんで、弾幕系ばかりやっている人かと思うかもしれませんがいろいろやってます。最近一番やった STG斑鳩で 3ヶ月ぐらい延々とやってて 3 面だけだけどランキング 3 位を取ってるレベルです。面白い STG なら何でも好きですよ

STG が廃れたのは弾幕系に引いたユーザの受け皿を作ってこなかったからだろうがヴォケ!!

タイトルで言い切った感があります*1が。一応弾幕系ってのを CAVE の STG と東方シリーズとします。他の弾幕系ってありますっけ?

http://blog.esuteru.com/archives/729723.html

別にね、弾幕系って STG の数あるスタイルの一つに過ぎないと思うのね。撃つのが楽しいのがあれば避けるのに特化したのとか。それでそれぞれ好きな人が好きなように支持したりしてさ。弾幕系も多様性の一つとして存在するのは何も問題無いと思ってる。一部の人間だけかもしれないが、その人達が楽しめるなら数あるゲームの一つとして存在するのは別にいいでしょ?
確かに弾幕系って初心者が見たら引くというのは良くわかる。実際自分の友人は CAVE 系はやってないし東方もやり込むほどじゃなくキャラ目当ての面が重い。ブコメとか見ても引いてる人が多い。けどさ、別にそれが STG が廃れた犯人じゃねーだろ!!そうやってユーザが思った時に「あ、これなら俺でも楽しめそう」となるようなゲームが無いからユーザが STG から手を引いてるんだろ!!と。弾幕系が主流になってるみたいな言い方だけど、別に弾幕系が汚い手を使ってほかの STG を潰したわけじゃなくて弾幕系を支持する人達以上の人数が支持するような STG を他の人間が作らなかった結果、弾幕系を得意とする人たちが残ってるだけだろ。
高橋名人が居るハドソンのサイトを見ると判るのだけど、ハドソンが出してる最新の STG ってhttp://www.hudson.co.jp/gamenavi/psp/starsoldier/を 2005 年に*2出したのが最後なんだよね。ビックリですよ。定期的に出してるのならともかく、5 年前が最後に作ってないんですよ。2005年からなら CAVE だったら 17 本(ブラックレーベル・家庭用移植など含む) 東方なら 7 本と出してる訳ですよ。どっちが STG を廃れさせてるんだと思いますか?
確かに弾幕系は初心者が見て引くという問題があって、それは CAVE の人も認識して何かしら手を打ったりもしてるんですよ。その結果の一つがデススマイルズで、これは実は弾幕って言うほど弾が多くなくて*3難易度も CAVE にしては相当に易しめ、キャラクターにも力を入れたりした訳で、結果的に一定の初心者をとりこめたようだったり実際に対策も打ってるし結果も出してる訳ですよ。あと、 CAVE は基本はアーケードで出してるんですが、アーケードの特徴として 1 プレイするのに 100 円で良いってのがあるのですよ。つまり、弾幕系を見て引いたら 5000 円 6000 円は出せないと思いますが、 100 円で 1 プレイできるならネタでもやってみようって思う人が居る環境なんですよね。それで弾幕系は実際にやってみると「思ったよりは難易度は低い」って作りになっている訳で、見た目で引くという欠点を補える環境だったりする*4ので、一つの戦略としてはありだと思ってます。
一方、弾幕系に苦言を申す高橋名人の方はここでこの発言ですよ

私も、シューティングゲームの復活を願う者の一人なんですが
マネーゲームの様に、株価を気にするような社会では、失敗の確率が高いゲームを作ることは難しいので
彼の様な人が代表となって、盛り上げてくれるようなゲームの出現を待つしかないのかなぁというのが、残念ながら今の現実です。

私も、ハドソンの社員の一人ではありますが、そういうジャンルが出て来て
面白いと思った作品は、応援していきたいと思っています。

もうね、ビックリですよ。マジで。要するに今の弾幕系は俺は気に入らないから乗っからないけど、他の STG が流行ったら乗っかるよ。けど自分が流行らすのはリスクあるからやらないよ。けどブームになったら乗っかるよと言ってるんですよ。これスゲー恥ずかしくないですか?
弾幕系が今残ってるのは実際に動いてゲーム作ったり、リスク取って自分たちがおもしろいと思う物をがんばって作って広めた結果が今の状況な訳で、リスクも取らず行動もしてないような奴が文句言う資格ねーよ。マジで。作ってから文句言えよ。
多分ですね、弾幕系が無かったら今の STG って本当に死屍累々だったと思うんですよ。今の(落ち物含む)パズルゲームってぷよぷよ以外なんかあるんだっけ? DS とかでも出てるんでしょうか。少なくとも弾幕系みたく話題にすらなってないと思うのですが、 STG弾幕系が無かったらそうなってたと思うんですよ。話題を集めるようなゲームも無く、携帯とか昔のゲームの移植みたいので細々と生き残ってるみたいな。現に弾幕系以外の STG って大企業は軒並み出してない訳*5で、弾幕系が無かったら普通に考えても今より多く STG が出てたとは考えにくいのですよ。
自分的には STG が廃れた原因って多くのユーザは「ボリューム的に STG に 5000 円 6000 円出せない。それなら RPG とかの方が長く遊べる」と思ってるからだと思うんですよ。iphone 版のエスプガルーダ II も XBOX360 版よりも本数が出たとか wii コンソールで昔の STG は売れているとか見かけるように、「どの程度の期間楽しめるか」と値段の兼ね合いで 1000 円前後が多くの人の適正価格になってるんじゃないかなと。けど、大企業的には 5000 円 6000 円のゲームを数万本売るような商売をしないと会社を維持できないから、大企業は 1000 円前後で売るような小さい利益だと売れたとしても利益が小さくて 会社を維持できないから STG を出せない。赤字じゃなくても利益が小さいんじゃ大企業としては失敗な訳*6で、結果 STG が廃れたんじゃないかなって自分的には思っています。
という訳でなんですが、これで終わるのもアレなんでこれからの将来について軽く。弾幕系に引いたユーザの受け皿についてなんですが、ゲームセンターに明日はあるの? : 林田君とぞんざい君 - livedoor Blog(ブログ) にもあるように割と大きめの会社のタイトーが少しずつですが弾幕系じゃない STG を出してましてこういった動きは歓迎したいです。別に自分は CAVE は好きですがそれ以外も好きでして、たくさんおもしろいゲームがあるのはとても良いことだからですね。

*1:俺は STG が廃れたとは思っていないけど

*2:正しくはhttp://www.hudson.co.jp/ww/starsoldier/jpn/j/ の2年前が正しかったです。論旨には大きく影響が無いと思います。

*3:制作中ある開発者(取締役兼務)が嬉々として弾幕作ってたので他の開発者(会社員)が強くたしなめたという話があるぐらい

*4:というかそういう環境だからそういう手法が使えたとも言える

*5:コナミナムコを軽く調べたらオトメディウスグラディウスV、ギャラガギオンズあたりしか無かった

*6:逆に小さい利益でかまわない小さい会社は結構 STG を出してる

フリーソフトウェア一問一答

以下は自分の考えね。

フリーソフトウェア作者(以後作者)はユーザの意見を反映させる義務があるよね?

いいえ、ありません。反映させるかどうかは作者次第です。作者がユーザの意見を反映させたいなら反映させようとしますし、反映させたくないならする必要はありません。

でも作者は、ユーザの意見(特に大多数のユーザが思っている)意見を反映させた方が良いよね?(得だよね?)

いいえ、違います。それは作者次第です。ユーザの意見を反映させた方が良いかどうかは作者自身が決める事です。

でも、ユーザを増やすにはそうした方が良いよね?

はい、その通りかもしれませんが、作者は意見を反映させるかどうかは作者が決める事です。

でも、そんな事じゃあユーザは増えないよ?

はい、その通りですが、作者は「ユーザが増えないソフトウェアを作る」を選択する権利があります。もっと言うと、作者は「不便で使いにくいソフトウェアを作る」「1 万人に一人しか使わないソフトウェアを作る」や「誰も使わないソフトウェアを作る」等を選択する権利があります。作者は営利団体とは違い「ユーザを増やす」「利益を出す」は必ずしも目的になりません。

じゃあ、ユーザは作者に意見を言う権利がないって事?

いいえ、言う権利はあります。ただ、作者はその意見に対し「意見を反映させる義務」は存在していません。そして「意見を反映させる」または「意見を反映させない」のどちらかを選択する権利があります。

けどそんな思い通りにならないのは困る!

もしあなた望むようにソフトウェアを(機能追加などの)コントロールをしたいのならば、それはあなた自身でソフトウェアを開発するのが確実な方法です。オープンソースの場合は一から作る必要は無く、いきなりそのソフトウェアと同等の機能を持ったソフトウェアを手に入れる事が出来るので随分と親切な話だと思います。また、他の方法としては、ソフトウェア作者とそういった契約を結ぶ方法もあるかもしれません。つまり、ソフトウェア作者に「対価を払うのでわたしが望む機能を望むように作れ」という契約です。まあ、(あなたが払えるような値段で)契約してくれる作者は居るとは思えませんが。

文句言われるのが嫌なら公開するなよ!

はいその通りです。文句を言われないようにする最良の方法は公開しない事です。しかし、この言葉は作者に対する批判ではなく、ユーザへの警告ととらえるべきです。なぜなら、作者は現在公開しているソフトウェアを今すぐに公開を停止する権利を持っていますし、将来便利で役に立つソフトウェアを開発した際に「文句言われるのが嫌だから公開しない」を選択する権利があるのです。もし、貴方がフリーソフトウェアを沢山使える便利な世の中を望むのならば、作者がその選択をしないように行動するのが得策と言えるでしょう。

ライターと包丁を比べるのは筋が悪い

http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20100412/p1

端的に言うと短慮。こんな事を長々とエントリにして書いている間に何故規制するのか、何の為に誰の為に規制するのかを考えれば、普通だったら白紙にしてから書き直すのにここまで書いてアップするのだから短慮としか思えない。

規制は必要だと自分は思う。なぜなら事故の被害がライターを買う本人だけでなく大規模に拡大する恐れがあるから。
火災の場合、その現場に居た多くの人の命を奪うことが往々にしてある。それだけならともかく近隣住民の命や家財を危険にさらすことも珍しくない。刃物の場合、扱いを間違えた場合でも本人だけ、酷い場合でも周囲の人程度の被害(それも大抵は怪我程度)で済むが、火災の場合は本人の命だけでなく多くの人・物を奪うんだよ。火災を起こした本人は悪いかもしれないが、何にも悪く無い周囲の人に被害を及ぼすのだから、本人は本人以上の責任を負ってる訳。刃物で自身の指を切ったとは訳がちがうのよ。

違うよ。「幼児でも簡単に着火できること」が問題じゃないよ。「幼児でも簡単に着火できる場所に置いてあったこと」が問題なのよ。手に届く場所にあったことが悪い。

うん。確かにそれ"も"問題だったとしよう。さて、ここで一番の被害者である幼児はどう対処・予防すればいいのだろうか?自分達では親は選べないし、幼児なので親に対し「幼児でも簡単に着火できる場所に置かない」ようにすることも出来ない。まあ、それはアレとしても、火事を起こした家の近隣住民は、どうやって「幼児でも簡単に着火できる場所に置かない」ことをその家に実行させれば良いのだろうか?注意を促すとか?それで効果あるの?

この規制の場合、一番の目的は「火災を減らす」というのが目的な筈。安全装置を付ければ、幼児が誤って火を付けるような火災を減らすことができるは明白。じゃあ安全装置を付けたライターを売れば言いじゃんって話になるかも知れないけど、当然だけど安全装置を付けるにはそれなりのコストが必要な訳。そしたらそのコストは当然に価格に反映される訳だけど、ライターを買うような本人だけからすれば、安全装置なんて直接メリット無いし、あえて価格が高いライターを買う必要なんて無いわけよ。要するに安全装置が付いた高いライターと安全装置が付いてない安いライターなら、普通は安い後者を選ぶ訳よ。けどね、この場合そのライターを買った人の周囲の人にとっては、安全装置が付いているライターの方がメリットがあるわけ。火災が起きにくいんだからね。この場合、周囲の人の損得がその周囲の人がコントロール出来ないライターを買う本人の意志で決定されるってのが刃物とかとは違う大きな特徴な訳。要するに公共性が高い訳。そういう公共性が高いのだから規制でコントロールして社会的にメリットがある方を義務づけるのよ。つまりライターを作る会社・ライターを使う人に多少のコスト(安全装置を付けるコスト・火が付けにくくなるコスト)を払ってもらって、周囲に対してメリット(火災が起きにくい)を提供するのを義務づける訳。
というかね、この規制はモラルのあるライター会社だったら歓迎すると思うのよね。だって自分の製品で事故なんて起きて欲しくないから、普通は安全装置を付けたくなると思うだけど、買う人に対するアピールにはならず逆にコストによって競争の足かせになってしまうのだからね。規制で安全装置を義務づければ、自分の製品の安全性を高めた上で健全に競争が出来るのだから歓迎するでしょ。まあ、本当にライター会社にここまでのモラルがあるのかどうかは知らんが。
この理論の流れのどこかで違う意見があってそれを主張するのなら有意義だと思うけど、こういう何も考えてないおっさんみたいな意見を見ると、本当に憂鬱になる。ましてやそれが影響力を持っているならなおさらだ。