Diary Blog of Dary

temtanが書いた文章

シングルの人に対する行き過ぎたサポートは必要無いのではないか

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081208dde012040030000c.html
http://goboubss.blog.shinobi.jp/Entry/633/

上記2つや他の所を見た時に感じた事があります。

語っている人の殆どが女性の為なのか、「男性の視点が欠如してねー?」と思いました。上記の id:b_say_so さんが

独身男性で子供がほしい人が一番困るでしょうね。

と言及した程度で、他に男性側の意見が見えなかったのですが、結婚をテーマにしているのにそれってどうなんでしょうかね。

特に一番感じたのは

「シングルでも安心して産み、子育てができる環境を整備してほしいものです。」

という言葉に対する反応。殆どの人が疑問を感じていない風に思えるわけなんですがね。確かに、女性と男性の構造上、男性の方が逃げてしまい女性がやむなくシングルになってしまう可能性は高いのだと思うので、シングルな人に対する保護はある一定は必要だと思う。
けれでも、女性が「男性と結婚(生活・子育てを一緒に行う)をするのは嫌だが自分の子供は欲しい」という願いを、(それこそ結婚して子供を作った場合と同程度の負担になるような保護をもって)このようなライフスタイルを容易に選択できるレベルに保護するのは行き過ぎと感じている。
なぜなら男性は「女性と結婚(生活・子育てを一緒に行う)をするのは嫌だが自分の子供は欲しい」という願いは事実上不可能と考えてもよいからだ。もし上記の願いを叶えたい場合、男性は女性に「男性の子供を産んで貰い、その後女性には子育てには参加させない」ということをお願いする必要がある訳なのだが、こんなお願いを受ける女性なんて皆無だからだ。要するに、男性は結婚しないで子供を持つ選択肢なんて事実上無いに等しいのだ。
もし、女性がシングルマザーを自ら積極的に選択できるようになったとしたら、女性一人が「結婚せずに一人で自分の子供を持つ」という選択をする度に、男性一人から「自分の子供を持つ」という選択肢を奪う事になるのだ。男性一人の大きな選択肢を奪ってしまうのに、それを手厚く保護するなんて(確かに少子化のみ限定すれば効果があるかもしれないが)どうかと思ってしまう。
男女の構造からして、「自分の子供を持つ」という願いに対し、女性と男性では願いを叶える為には大きな差がある。しかし、結婚という制度はその男女間の大きな違い平等にする効果があるとも言える。結婚という男女がセットにならないと子供ができないとなれば、結婚する=子供を持つとなり、男女間で子供を持つ為の差が無くなるからだ。
もしシングルの人のサポートが厚くなり、この(実質女性のみの)「結婚せずに自分の子供を持つ」というライフスタイルを積極的に選択することが横行した場合、結婚をして子供が欲しいのだが結婚ができない男性が世に溢れることになる。結婚もできずに、また、結婚していないため重要な役職には就けず*1只でさえ低い収入を、更にシングルの人の(自分の子供でない)子供をサポートするための税金で収入を削られた独身男性を生む結果になる。そんなのを予想したんですが、どうなのでしょうかね?この人達は何の為に生きてるんでしょうか。皆さんはそんなのが溢れかえる世の中になって欲しいのでしょうか。
もう一度言いますが、やむなくシングルなってしまった人に対する保護は必要だと思いますよ。しかし、シングルをライフスタイルとして(実質女性のみ)選択できるほどの保護はやり過ぎだと思う*2。もし、そんなライフスタイルを選択するのなら、それはある程度の茨の道にならないと駄目なんじゃないだろうか。

*1:ここは偏見かな

*2:それを区別できるかどうかは別として